施設の特長
「ろう重複者」を対象に健康で自立した生活を支援する障害者施設です。
公表名称は「ろう重複者生活就労施設たましろの郷」です。法定施設種別は「身体障害者更生援護 (入所・通所)施設」になります。昨今は三障害一体化が唱えられているので、原則としてはどの障害の方でも利用できますが、「日常会話に身振り手話を用いる施設」をかかげていますので、基本はろう重複者の専用施設です。
2002年1月、青梅市は長渕丘陵の緑豊かな地に開設され、京都・大阪・埼玉・北海道に続き、全国で5番目のろう重複者専用施設となります。利用者は、生活を共にする入所施設30人。自宅からの通所者20人。短期入所(レスパイト・ショートスティ)に5床分が用意されています。
ろう重複者とは
障害種別には、聴覚・肢体・視力・内部機能・知的や精神障害等があります。ろう重複者はさまざまな障害を併せ(重複)もつ聴覚言語障害者で、聞こえないために地域の施設では孤立してしまいます。たましろの郷は利用者全員がろう重複者ですので手話を中心に互いにコミュニケーションをとることができる、いわば「三障害一体化」の先覚的な施設ともいえます。
名称 | たましろの郷(施設・法人本部) |
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住所 | 〒198-0052 東京都青梅市長淵 5-1420-2 |
TEL | 0428-20-0722 |
FAX | 0428-20-0721 |
たましろの郷での作業
農作業・清掃
入所者全員で農作業や清掃作業を行っています。
パン・菓子作り
パンや菓子を手作りし、販売もしています。
作品作り
自主製品作成や工作、手芸に取り組み、販売もしています。
販売品
オリジナルのTシャツやトレーナーを販売しています。
たましろの郷の主な年間行事予定
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- 4月
- 創立記念
もちつき大会
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- 5月
- 後援会
報告集会
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- 7月
- 夏祭り
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- 8月
- 夏季休暇
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- 9月
- スポーツの
集い
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- 10月
- 1泊
研修旅行
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- 11月
- たましろ
フェスタ
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- 12月
- 冬季休暇
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- 1月
- 年始休暇
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- 3月
- 耳の日記念
文化祭参加
歴史と今後の展望
時代の変化に伴って新たな活動にも積極的にチャレンジし続けます
1966年の都立ろう学校重複学級設置をきっかけに保護者会の交流が始まり、民間作業所の設立を経て、たましろの郷が開設されました。
今後は自立支援法に伴う新事業移行への取り組みと、新規利用希望者対策としての新作業所やケアホームの設置などが課題となっています。
1966年 | 都立ろう学校重複学級設置をきっかけに保護者会の交流を開始。 |
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1971年 | 交流会を「東京都ろう重複児者をもつ親の会」に組織化。 |
1986年 | 卒業後対策を目的に「聴覚障害者の生涯保障をめざす会」を結成。 学童クラブを設立。 |
1988年 | 民間作業所「かたつむり」を経営。 |
1994年 | 家族会中心の「施設設立準備会」とその支援組織が結成される。 運動を進める中で「法人理事会」「施設後援会」に引き継ぐ。 |
2002年 | 「親の会」と「めざす会」は、法内施設「たましろの郷」開設と共に組織を統合し、「東京ろう重複者とあゆむ会」が発足。 |